スマートフォンでWi-Fiに接続してからインターネットが使えるまで
自宅やカフェでスマートフォンをWi-Fiへ接続すると、すぐにWebサイトを見たり、YouTubeを視聴したりできるようになります。
しかし、Wi-Fiのアイコンが表示されるまでには、スマートフォンとWi-Fiルーターが通信を行い、さらにインターネットへ接続するための準備が行われています。
この記事では、スマートフォンでWi-Fiに接続してからインターネットが使えるようになるまでの流れを順番にわかりやすく解説します。
Wi-Fiネットワークを選択します
最初に、スマートフォンのWi-Fi設定画面を開きます。
すると、周囲で利用できるWi-Fiネットワーク(SSID)の一覧が表示されます。
SSIDとは、Wi-Fiネットワークの名前のことです。
自宅のWi-Fiであれば、自分のルーターのSSIDを選択します。
初めて接続する場合は、Wi-Fiパスワードも入力します。
Wi-Fiルーターへ接続を要求します
SSIDを選択すると、スマートフォンは
「このWi-Fiへ接続したい」
という要求をWi-Fiルーターへ送ります。
ルーターは、入力されたパスワードが正しいかを確認し、接続を許可するか判断します。
パスワードが間違っていれば接続できません。
正しければ、スマートフォンはWi-Fiネットワークの一員になります。
IPアドレスを取得します
Wi-Fiへ接続できたからといって、すぐにインターネットが使えるわけではありません。
次にスマートフォンは、
「自分の住所」
となるIPアドレスを取得します。
通常はDHCPという仕組みによって、Wi-Fiルーターが自動的にIPアドレスを割り当てます。
ユーザーがIPアドレスを手入力する必要がないのは、この仕組みのおかげです。
DNSサーバーの情報を受け取ります
IPアドレスと同時に、
スマートフォンはDNSサーバーの情報も受け取ります。
DNSは、
「google.com」
のようなドメイン名を、
「○○.○○.○○.○○」
というIPアドレスへ変換する仕組みです。
この情報がないと、
Webサイトの名前を入力しても接続先が分かりません。
インターネットへ接続します
ここまで準備が整うと、
スマートフォンはWi-Fiルーターを経由してインターネットへアクセスできるようになります。
ルーターは、
家庭内のWi-Fiネットワークと、
光回線やケーブルテレビ回線などのインターネット回線をつなぐ橋渡し役です。
スマートフォンが送信したデータは、
まずルーターへ送られ、
そこからインターネットへ送り出されます。
Webサーバーへ通信します
例えばブラウザでWebサイトを開くと、
スマートフォンは目的のWebサーバーへ通信を開始します。
データはインターネット上のさまざまなルーターを経由し、
目的のサーバーへ届けられます。
サーバーは要求されたWebページを作成し、
スマートフォンへ返信します。
Webページや動画を受信します
サーバーから返信されたデータは、
再びインターネットを通ってスマートフォンへ戻ってきます。
ブラウザであればHTMLやCSS、JavaScript、画像などを受信し、
YouTubeであれば動画データを少しずつ受信します。
必要なデータがそろうと、
画面へ表示されます。
インターネットが使えるようになります
ここまでの処理が終わることで、
私たちは普段どおり
- Webサイトを見る
- SNSを利用する
- 動画を視聴する
- オンラインゲームを遊ぶ
といったことができるようになります。
Wi-Fiへ接続しただけのように見えますが、その裏側ではスマートフォンとWi-Fiルーター、インターネットが連携し、多くの処理が数秒以内に行われています。
まとめ
スマートフォンでWi-Fiへ接続してからインターネットが使えるまでには、
Wi-Fiネットワークを選択 → Wi-Fiルーターへ接続要求 → IPアドレス取得 → DNSサーバー情報取得 → インターネットへ接続 → Webサーバーと通信 → Webページや動画を受信 → インターネット利用開始
という流れで処理が進みます。
普段は意識することはありませんが、この一連の仕組みによって、私たちはボタンを数回タップするだけで世界中の情報へアクセスできるのです。
